広島県広島市西区の今井歯科医院では一般歯科の他に小児歯科・歯周病予防・インプラントなどの治療も積極的に行っております。

歯周病について

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歯周内科治療の紹介

歯科の2大疾患は、う蝕(虫歯)と歯周病です。共に細菌が原因の感染症です。これらをひきおこす細菌がいなかったら、虫歯も歯周病もないと言えます。

歯周病は、これまでなおりにくい病気でした。21世紀になった今、薬でなおすことができるようになりました。少なくとも歯周病の進行はほとんどの場合阻止できます。歯周病の原因菌に非常によく効く薬は、抗菌剤(抗生物質)のアジスロマイシン(ジスロマック)です。

位相差顕微鏡

位相差顕微鏡

歯周病の原因菌は主なものが5種類ほどありますが、この薬を服用したらとにもかくにも歯周病の症状は大幅に改善され、位相差顕微鏡という生きた細菌をその場ですぐに観察できる顕微鏡で見ると、歯周病の指標となる細菌が全くか、ほとんどいなくなっているのです。

細菌群への質が変化しているし量も大巾に減少しています。細菌は単独の種類では存在しないのですが、種類が非常に少なくっているのです。歯周病の指標となる細菌は、トレポネーマ・デンティコーラ Treponema Denticola(T.P菌)といって、インスタントラーメンのちぢれ麺のような、ヘビのような形で、素早くニョロニョロと動くのですぐわかります。この菌が多くいれば、歯周病は重症、少なかったら軽度と言うことができます。

ですから歯周内科治療には、位相差顕微鏡が必須アイテムです。もし、ただ薬を飲めばよいとしたならば、どんなにすぐれた薬でもすぐに耐性菌が出現して効かなくなってしまいます。すぐれた薬の効果を維持するには、顕微鏡で細菌を見て、歯周病の原因菌(T.P菌)が多い場合にのみ服用するようにしなければなりません。耐性菌が出現したら、又新たに抗菌剤を開発しなければなりませんし、新たな薬が開発されるまで、薬が効かない人が出てくることになります。いつかは耐性菌が出現するのはやむをえないのですが、できる範囲でそれを遅らせること、即ちこの薬を大切に使うことが重要です。

歯周病は感染症

歯周病は感染症で、感染経路は、夫婦、家族、恋人などからのようです。常に感染する危険性があります。ですから薬を服用して歯周病がいなくなったあとも、顕微鏡も含めた定期的なチェックと、予防的なプロフェッショナルクリーニング(専門家によるお口のおそうじ)が必要なことは当然です。少々菌が入ってきても増えないようにする。そうすれば、感染は防ぐことができます。汚れをためないようにプロのケアを受けることが大事です。

お口の細菌が血管系の病気に関係します。

お口の細菌が血管系の病気に関係します

動脈硬化症や冠動脈疾患・・・園原因のひとつは、お口の中の細菌です。

血液中に入り込んだ歯周病原菌が血管壁に感染すると、防御反応により作られたメディエーターが動脈壁の硬化を起こします。また、歯周病原菌の作用で血小板が塊となり、心冠動脈につまることもあります。

このような歯周病の内科的治療法を確立させたのは国際歯周内科学研究会です。当院院長も会員として歯周内科治療を実践しています。従来の歯周治療のように患者さんに多大な苦痛を与え特別な努力を強いることなく、楽に素晴らしい結果を出せることに喜びを感じます。このような治療法が患者さんを真に愛し、安全安心を提供するものだと確信しています。

お気軽にお問い合わせください TEL 082-278-7733 受付時間 9:00 - 18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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