お役立ち情報
健康増進総合支援システム・e-ヘルスネット
生活習慣病予防に関するお勧めサイト、e-ヘルスネットをご存知ですか??
厚生労働省の提供するe-ヘルスネットは、生活習慣病予防に関する健康増進総合支援システムです。ホームページによれば、同ネットは「健康づくりに役立つ情報や、自分で出来る健康状態チェック、高齢者の医療の確保に関する法律に基づく特定保健指導を行うためのコンテンツを提供するサイト」ということです。
ここ数年、ネット上には情報が氾濫しており、どの情報が正しく、どの情報が不正確なのかを判断するのがとても大変になってきました。このような状況下では、私たち開業歯科医師や歯科医師会、あるいは大学や研究機関、8020財団などの公的機関、厚生労働省などからの情報提供の重要性が、従来にも増して大切となって来ています。そう言った意味で、このお役立ち情報コーナーでは、私たちが実際にネット上を調べて、安心出来る・信頼出来るサイトの紹介も行っていきたいと思っています。
今回ご紹介するe-ヘルスネットは、2008年4月にオープンした「健康づくりに役立つ情報サイト」です。
正式には、厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室健康情報管理係という、なが~い名前のお役所が管理しているもので、同ホームページによれば、
- 自分で出来る内臓脂肪削減のための健康状態チェック機能
- 特定保健指導を行うための管理プログラム(医療保険者・事業者の方)
- 積極的支援対象者と支援者で行う双方向支援ツール
という位置づけになっています。
ここからもわかるように、ネットを利用したメタボ対策サポートシステムで、なかなか良く出来たサイトです。
生活習慣の改善が必要だと診断された方は、専門家(医師、保健師、管理栄養士など)による保健指導を受け、各自の加入する健康保険からIDとパスワードを発行してもらい、同サイトの「メタボリック症候群改善サービス」などを利用するという仕組みです。
このようなシステム以外にも、同サイトの「情報提供」の便利さは特筆ものです。サイト案内によれば、
厚生労働省が一般の方を対象に正しい健康情報をわかりやすく提供するために開設したサイトです。毎日の生活習慣を見直すためのヒントになる情報を、各分野の専門家がお届けします。
とあり、「健康用語の意味を調べる用語辞典としてもご利用ください」との厚生労働省のお墨付きサイトです。
これからはWikipediaやAllAboutなどだけでなく、こういう専門の用語辞典サイトがどんどん充実してほしいものですね。なにしろgo.jpですから、安心ですね。 (http://www.nic.ad.jp/ja/dom/types.html)
歯周病の罹患率には地域差があるの??
歯周病と高血圧などの全身疾患の密接な関係には、実は地域性もあるようです。
最近の研究では、歯周病が糖尿病や高血圧などの全身疾患にも関与していることがわかってきています。歯周病は口腔内だけの問題ではなく、様々な全身の病気を誘発する原因となることが確認されています。ところが、その歯周病の罹患状況には、実は地域によってもバラツキがあることがわかってきました。
いくら現代社会から地域差が無くなってきたとは言え、気候や風土などの自然的な地域差だけでなく、医療機関の偏在や所得格差などの社会的地域格差がある以上、糖尿病や高血圧などの全身疾患はもちろん、歯周病やう蝕にも地域差があって当然です。
ところが、歯周病と地域差の関係についての研究は、実はそれほど多くはありません。ネット上で「歯周病 地域差」などのキーワードで検索してみてもあまり情報が見当たりませんが、平成19年3月に発表された、財団法人8020推進財団の全国成人歯科保健調査報告書の中に、「歯周病と地域差」に関する研究成果が発表されていました。(http://www.8020zaidan.or.jp/pdf/jigyo/zenkoku_seijin.pdf)
この研究は、国内における成人歯科保健の実態把握が十分とはいえない、という状況を踏まえ、既存の歯科保健事業の場を利用して行われた全国的な実態調査である。調査地域は、神奈川・新潟・愛知・長崎の4県の対象市町村を無作為抽出して行われた。
歯周病の調査には、CPI法という方法を用います。
CPI法とは、地域歯周疾患指数(Community Periodontal Index)と呼ばれる集団検診の方法で、地域の歯周疾患の状態を示す指標です。(厚生労働省・e-ヘルスネットより)
同研究によれば右図のように、県別のCPIの分布を比較すると、各県で著しい差を示したと述べています。
神奈川県と新潟県では他の2 県に比べてコード3以上の割合がよりも低く、コード0の割合が高く、また両県の間でもコード1・2の割合が大きく異なっていた、と述べています。
このように、地域差とは無縁のように思える歯周病にも、大きな地域差があるようです。
(財団法人8020推進財団・全国成人歯科保健調査報告書[平成19年3月]より引用)
小児歯科専門の歯科医院はどれくらいあるのでしょうか。
全国で歯科医院は7万医院位あります。直近の統計では歯科医師の総数は10万人を越え、巷では過密とか歯科医師・冬の時代などと言われています。
一方で、一部専門家からは専門医不足が指摘されており、単に歯科医師数の充足だけを目的としてきた厚生労働省や文科省のこれまでの政策が壁にぶつかっているのは明らかです。不足が指摘されているのは「小児歯科専門医」です。前回のこのコーナーでも説明しましたように、小児歯科というのは高度に専門的な分野です。
もちろん、お誕生から18歳くらいまでの全ての子供達が小児歯科専門医の治療が必要ということではありません。ただ、適切な時期に小児歯科専門医の治療を受けていれば、その後の歯列咬合の発育や、治療の必要度が大きく変わっていたであろう症例は数多くあると指摘する開業医もいます。
実際には、ご自分のお子さんの歯並びや咬み合わせの程度や歯科治療の必要性が、専門医に診てもらうべきレベルなのか、そうでないかの判断はできません。近くのかかりつけ歯科医院で診てもらうのが一般的で、必要に応じて専門医を紹介してもらえば良いのです。
最近ではセカンドオピニオンの考え方も広く浸透してきましたので、かかりつけ歯科医の説明でわからない場合には専門医の意見を聞くことも可能です。インターネット全盛の現代では、医療機関を探すなどの場合、YahooやGoogleで検索するのが一般的になっています。まして小児歯科を探す30代~40代のお母様方は、最もネットを多用する世代でもあります。ところがネットでは情報が氾濫していて、普通に調べただけでは正確な情報には辿り着けません。中には大学を卒業してから4~5年位で「○○専門」とか「△△の第一人者」と謳っているホームページも散見されます。
では自分のお子様に合った小児歯科専門医を探すにはどうすれば良いのでしょうか。
多くのお母様方が検索する代表的なサイトはNTTのiタウンページhttp://itp.ne.jp/、あるいは児童向け教材や通信教育で有名なベネッセが運営するウイメンズパークなどがあります。http://women.benesse.ne.jp/
これらのサイトで「東京都の小児歯科」と検索してみると、iタウンページでは2971件、大阪府では2000件位です。全国では3万件位あるようです。この数字は「小児歯科」を標榜している歯科医院の数です。
これをウイメンズパークで調べてみると、東京都で890件、大阪府で650件となり、全国で7500医院が登録されています。登録基準は明記されていませんが、その信頼性はインターネットの世界では定評があります。
さらに最も確実で正確な情報源である日本小児歯科学会認定医名簿では、小児歯科専門医は全国で500名しか登録されていません。http://www.jspd.or.jp/
多くの学会のホームページが専門医の名簿を掲載していますが、その多くは検索の便利さという点では、他の商用サイトに比べて劣っていると言わざるを得ませんが、本学会のホームページでは、かなり詳細な情報を丁寧に掲載してあります。このように、単に「小児歯科」と検索しただけで得られる情報には色々な分類があると言うことを、良く知る必要がありそうですね。
小児歯科って、何歳から何歳まで?
最近の歯科医院の看板って、「歯科・口腔外科・小児歯科・矯正歯科」とかたくさん書いてあるところもあれば、「矯正歯科専門」みたいに、ひとつしか書いていないところもあるのにお気付きでしょうか。
これは「標榜科」と呼ばれているもので、表示してよい診療科は、医療法第70条、医療法施行令第5条の11で医科34科・歯科4科の、合わせて38科に限られています。内科、皮膚科、歯科、矯正歯科といった形でそれぞれの歯科医院が都道府県に届出をし、看板や電話帳などに記載することが許可されます。
従って2007年の医療法の改正で、下記の引用のように「インプラント治療を行っている」旨の広告は解禁されましたが、「インプラント科」という標榜は出来ません。(厚生労働省医療広告ガイドラインに関するQ&A)
Q2-4 歯科用インプラントによる治療については、広告可能でしょうか。
A2-4 「自由診療のうち薬事法の承認又は認証を得た医療機器を用いる検査、手術、その他の治療の方法」として、我が国の薬事法上の医療機器として承認されたインプラントを使用する治療の場合には、公的医療保険が適用されない旨と治療に掛かる費用が併記されていれば、広告可能です。
さて、本題の小児歯科ですが、患者さんから「以前、小児科に通えるのは中学生までと聞いたことがあるのですが、小児歯科は何歳まで通えるのでしょうか??」とご質問を頂いたことがあります。
標榜科として「歯科」のみを掲げている医院でも、殆どの場合は小児でも老人でも診ています。
ある医院のホームページでは、「歯の萌えはじめから、永久歯にはえかわるまでを原則としています。大体、生後6ヶ月くらいから、高校生ぐらいまででしょうか。赤ちゃんの口の中全般も診ます。お子さまの、口の中の事なら何でもOKです。」と書かれています。
一方では「小児歯科は矯正歯科や口腔外科と同じように、高度に専門的な分野なので、当院では小児の治療は小児歯科専門医に紹介しております」という方針の歯科医院もあります。
では、実際に小児歯科の適応年齢とは何歳までかと言いますと、小児科(医科)では16歳未満ですが、小児歯科は18歳頃までと言われています。18歳頃と言うのは「親知らず」の萌出年齢にあたり、この頃には歯並びや咬み合わせが完成し「子供」ではなくなるというように考えます。
いつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「小児歯科」を調べてみると、
小児歯科とは、一般に成人に至るまでの患者を担当する歯科のことである。病院、歯科医院によっては、18歳までの患者の場合もある。小児歯科では、成長発育に関する知識はもとより、親への歯科指導などコミュニケーションと行動科学に重きを置かれる診療科でもある。
と書かれています。
この説明からすると、なんだか「小児歯科は高度に専門的な分野」って感じで、面倒でも専門医を探さなくてはならないようですね。
入れ歯の快適度チェック
あなたの入れ歯は口にぴったり合っていますか?
- 笑ったとき、話をする時上の入れ歯が落ちたり緩んだりする。
- 入れ歯で舌やほおの内側を噛んで傷つけることがある。
- 口をあけた時や食事中に上の入れ歯が落ちる。
- 物を噛む時奥歯より先に前歯があたる。
- 口をあけると、下の入れ歯が浮いたり、緩んだりする。
- 話しにくい、話をしている最中にカチカチ音がする。
- 入れ歯をすると、下あごが前に突き出る。
- 入れ歯の接着面や縁の部分に痛みがある。
- 入れ歯をすると、よだれが多く出る。
入れ歯が合わないとトラブルが起こってきます。
”痛い”、”よく噛めない”、”発音しづらい”、”よくはずれる”このような入れ歯では毎日が楽しく元気に送ることができません。生活の質(QOL)も低下してしまいます。
入れ歯の咬み合わせも調べる必要があります。
両手の人差し指と中指の腹をこめかみに当てます。入れ歯を入れてグッと噛みしめたときにこめかみがふくらむのを感じるでしょうか?これがふくらまないようならば「咬み合わせが悪い」と判断できます。
上記のチェックリストでひとつでも該当する項目があれば要注意です。入れ歯の調整や作り変えが必要です。
すぐに歯科を受診してください。入れ歯を作ったら一生使えるというものではありません。よく噛むということは全身の健康を左右することにもなります。
歯周病のあなた、タバコ1箱500円ならどうしますか
製薬会社のファイザー(東京)がインターネットの調査結果を発表しました。
全国47都道府県で4月に男女各100人、計9400人の喫煙者に尋ねた結果です。
喫煙者の過半は、今一箱300円前後のたばこが500円まで値上がりすれば禁煙するつもり。
7割の人が過去に禁煙を試みたことはあるが、成功していない。8割は禁煙意識の高まりで、「たばこを吸いづらくなった。」といい、4割は「すぐにでも禁煙したい」と答えた。
回答を基に判断すると7割以上がニコチン依存症とみられたが、禁煙治療の経験者はわずか2%。医療関係者に禁煙を相談したことがある人も6%。
禁煙治療に保険が利くと知っている喫煙者は約2割しかいなかった。喫煙をしていると歯科治療にはマイナス要因しかありません。
お口がいつも開いている子はいませんか?!
タイトルの文字通り、小さい子を見ていると、テレビをみながらお口をぽかーんと開いている子供を見たことがあると思います。
そういえばうちの子も!というお母さんも多いのではないでしょうか?

実はお口が開いたままだとさまざまなトラブルが起こってきます
では今回は、お口をあけっぱなしで起こるトラブルについてお話したいと思います。
そもそもなぜ、子供の中にはお口を開けている子が多いのでしょうか?
【原因1】3歳をすぎても指しゃぶりの癖がある
指しゃぶりをする癖があると、指をお口の中に入れて無意識のうちに前歯を前へ前へと押し出しています。その行為が習慣になることで、開口の原因となるといわれています。
※奥歯で噛んでいるが、前歯ではうまく噛めない、口が閉じづらい状態を開口といいます。
【原因2】頻繁に鼻がつまっている
小さい子ってすぐに風邪をひいたりして鼻水をたらしたり、鼻がつまってしまうことありますよね。また、アレルギー性鼻炎などの子はよく鼻がつまってしまいます。
鼻がつまることで口呼吸になり、呼吸をするために自然と口が開いてしまいます。
その他にも早いうちから、けがなどで前歯の乳歯が抜けてしまったりすると、抜けた隙間に舌を入れる癖がついたりして開口につながります。
口が開いていると困ることがあるの?
では、実際はどのような問題が起きるのでしょうか。
詳しく説明していきます。
1.口臭がする
お口が開いてお口の中が乾燥することで唾液の分泌量が減り、匂いの原因となる細菌が増えます。そのため口臭が強くなることがあります。
2.虫歯の原因に
口臭のところでもお話ししたように、口を開けていると唾液の量が減ります。そのため、きちんと自浄作用が作用せず、汚れを落とすことができません。また、虫歯にもなりやすくなります。
3.顔がゆがむ
お口が常に開いていることで、だんだん噛み合わせが悪くなります。そのため、あごの骨などの成長に悪い影響を与え、顔がゆがむことがあります。
4.感染しやすくなる
お口が開いていることで口呼吸となり、細菌やウィルスがダイレクトにのどや体内に侵入します。そのため、インフルエンザや風邪などにかかりやすくなります。
このようにたくさんのトラブルが起こってきます
正常な舌は口を閉じたときに舌が上顎のところにくっついているのが正常です。
しかし、子供にそれを意識しろといっても難しいですよね。
舌や唇の筋肉をきたえ、ぽかーんと開いたお口から卒業しましょう。口腔筋機能療法(MFT)は良い歯並びを保つために行う口や舌の筋肉の訓練法です。お近くの歯科医院で聞いてみて下さい。
